九州半導体・エレクトロニクスイノベーション協議会

COORDINATOR

案件シートを確認する際に特に注意していることは何ですか?

第一に、そのニーズで必要とされるコア技術と、必要な技術レベルをまず見極めることです。また、そのニーズの背景として最終的に、全体的に何を解決して、何を目指そうとしているのかを読み取ることも大事ですね。記述のない場合は、ある程度推測する必要もあります。
そのうえで「応募企業が魅力を感じる企業かどうか」「何を要求しているかが明確かどうか(特に図面や仕様が明示されているか)」「ニーズ案件がビジネス的に応募企業の事業発展に寄与するかどうか」「ニーズ内容に対して応募企業のシーズ技術で対応可能かどうか」といったことを吟味します。

うまくまとまりやすい案件にはなんらかの共通性があるのでしょうか?

ニーズ内容の明確性です。解決したい課題の解決レベル(何を、どこまで)が数値、図等ではっきりと明示されていると話がしやすく、結果的にうまくまとまることが多いですね。

案件を受注側企業に打診する際にはどのような点に留意していますか?

応募候補企業には、「御社のこの技術、この強み部分を提案する」「この部分で貢献できるのではないか」ということをコメントして、エントリーを提案します。「ニーズがマッチングした場合、どのようなメリットがあるか」ということも、丁寧に説明するよう心掛けています。

受注側の持っているシーズと発注側のニーズを繋げるためにどのような施策をおこなっていますか?

九州の優れた技術等を有する企業を訪問ヒアリングし、その企業の強みを現場でも確認し、発注側のニーズに具体的提案ができるようにしています。そのうえでニーズに対応できる企業を知っている、または探索できた場合、開示可能な内容をその企業に周知するだけでなく、マッチングした場合のメリットを訴求しています。

コーディネーターとしての一番の強みはなんでしょうか?また、その強みを生かすために心掛けていることはありますか?

一番の強みは、SIIQ(九州半導体・エレクトロニクスイノベーション協議会)事務局として、SIIQ加盟200会員のネットワーク網を活用してマッチングできることです。さらに経産省の中核企業支援事業を受託することで、SIIQ会員以外の九州企業とのネットワーク網も活用してマッチング可能。その中核企業支援事業の中でオンリーワン企業等の情報蓄積ができることも強みだと考えています。

またSIIQのコーディネーターは、大手半導体・エレクトロニクス企業(パナソニック、東芝、ソニー)の出身者であり、企業在籍時代のネットワークを有効活用したマッチングが可能です。かつその得意領域も、FA、材料、デバイス、半導体プロセス、ソフトウェアと多岐にわたり、各領域の専門知識を活用、共有しながらのマッチングが可能となっています。

SIIQ以外の面では、九州地域に特化して、担当地域の中小企業、大学、公設試、スタートアップ企業等のシーズ技術だけでなく、その組織の長(社長、教授、研究員等)を訪問して人柄、考え方を知っていることも、われわれの大きな強みです。年100社・機関以上を5名のコーディネーターが訪問しており、これらの訪問で得たネットワーク力を活かしてマッチングを行っています。これら強みを活かすためにコーディネーター間の情報共有を行い、またリンカーズのようなニーズ情報収集にも努めています。